2016-01-01から1年間の記事一覧
タイトルがいかにも堀江氏っぽくえげつないけど、例のごとく納得の一冊だった。常識とは何でこれからの時代を生き抜くスタンスを赤裸々に語っている名著だと思う。 会社という枠と自分という軸をどう社会にフィットさせるか、そんなことについての言及が冒頭…
サイロとは本著風に訳すと「タコツボ」という意味として捉えている。日本の組織を揶揄する概念として多用されており、閉塞的な環境を指すことが多い。 日本ではSONY、海外ではUBSを例に挙げて、いかにサイロ化が組織にとってよくないものであるかを語ってい…
2012年の書籍なので少し古いかなあと思いつつも、読み返してみた。企業倒産というと大企業には縁遠いフレーズだったら、倒産じゃないけどSHARPが買収されたりともはや安全な企業なんてないと若い人たちは思っていると思う。 以下にあるように、世界の企業の…
何かと話題になっていた「HARD THINGS」を読破した。翻訳本はやはり読みにくいというのが読み終えての感想だが、ただ、いかにして企業のTOPがTOPとして成り得るのか、非常に勉強になる書籍だ。 著者であるベン・ホロウィッツは、今こうやって我々がインター…
コンサルタントというと夏でもスーツを身にまとい、理路整然と物事を語り、専門的な用語を使いながら上目線で相手をたしなめる。そして最終的なアウトプットはハローページのように分厚い、実効性の低いレポート。というのは言い過ぎかもしれないけど、どち…
「別に社長になるつもりはない」なんて言っている時代ではない。帝国データバンクの統計によると、国内企業の3分の2にあたる66.1%が後継者不在の状況であり、いつ己が社長の座を任されてもおかしくないと言えるのではないか。 2016年 後継者問題に関する企…
IoT、インダストリー4.0、AIなど、様々な未来用語がはびこる昨今、若い20代の方こそ、未来の技術分野に興味を持たねばならないと痛感してほしい。劇的にビジネスシーンにおける変化のスピードは増してきており、10年どころ1年前まで常識だったことが、簡単に…
ウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ氏の言葉を取り上げたわずか100ページの書籍だ。先日、日本にも来日したことで話題となり、関連書籍も数多く出ている。 「豊かさとは何か?」「人生とは何か?」といった永遠の人類にとってのテーマについて、消費社…
生き方とか人生とかそんなライフワークを題材に多数の書籍を世に送り出している本田健氏の作品を読んでみた。やらかな物腰・語り口で、深く人生観、死生観を考えさせられる作品だと思う。 この記事に辿り着いた20代の若い方は、仕事に少なからず悩みを持って…
プロフェッショナル仕事の流儀で「スーパー清掃員」として取り上げられた新津春子氏の書籍である。彼女がなぜここまで清掃に魂を入れ、なぜここまでメディアに取り上げられるのか、本著を読むと彼女の迫力と人柄を知ることができる。 自分も清掃の会社を経営…
人生は、単なる瞑想によって成し遂げられる成果よりも、行動によって成し遂げられる成果のほうが、より多い 冒頭から読み終えたらわかるが、いかにも著者らしいセンテンスが繰り出されている。どんな仕事でも、求められるのは評論家ではなく実行者である。 …
年間12兆円とも言える日本の通販を下支えしているのは、紛れもなくヤマト運輸をはじめとした配送会社の進化だと思う。アマゾンは昨年末からプライムナウというサービスをはじめ、注文から1時間以内で商品を届けているが、その信じれられない曲芸はヤマト運輸…