良著から見えてくる20代の若者に伝えたい仕事に効く100フレーズ

日々読破している様々な書籍の中からフレーズを拾い、ぜひ20代のニューリーダーに知って欲しい「仕事に役立つエッセンス」を紹介しています。仕事に悩む若き社会人の一助になればと願います。メッセージでのご相談大歓迎です!

vol.50『大富豪からの手紙』から見える20代の若者に伝えたいフレーズ

大富豪からの手紙

本記事の読了時間目安は4分です

 

久しぶりすぎる投稿。生活を見直し読書の時間を確保した。やはり本を読む時間は尊い

9つの手紙とは

死去した祖父から受け取った9つの手紙を頼りに、大学生の孫がさまざまな行動を経て成長するドキュメンタリーのような話。

  • 第1の手紙:【偶然】(偶然に起きることはないし、偶然に会う人もいない)
  • 第2の手紙:【決断】(決断した瞬間に、その未来は、同時に誕生する)
  • 第3の手紙:【直感】(直感こそが、最も正しい人生のコンパス)
  • 第4の手紙:【行動】(行動しない限り、人生は1ミリも変わらない)
  • 第5の手紙:【お金】(お金の大切さを理解した上で、お金との距離にバランスを取る)
  • 第6の手紙:【仕事】(仕事は、あなたの才能を開花させる舞台)
  • 第7の手紙:【失敗】(成功するための唯一の方法が、失敗しても挑戦し続けること)
  • 第8の手紙:【人間関係】(幸せとは、「よい人間関係」にほかならない)
  • 第9の手紙:【運命】(私たちには、人生を変える選択肢が、毎日、与えられている)

北海道、京都、タイ、ブータンなど、手紙に導かれるように若者が苦悩しながらも行動する様は非常にリアルで勇気をもらえる内容だった。

【決断】の尊さ

特に共感したのは【決断】の章だ。

何も決断しない、行動しないことが、いちばんのリスク

と書いてある2番目の手紙を読み、主人公の行動が大きく動き出す。

決断

人生の無駄な時間の大半は、『これって、うまくいくんだろうか?』と、スタート地点で 躊躇 して、『何もしていない、待ち時間』

「才能があるから成功できる」わけではない。他の人がいろいろと迷ったり、心配している間に、「人の3倍も挑戦すれば、成功しないわけがない」ということ

決めることと、行動することがセットで初めて価値を持つわけだが、人は前例に従い、極度に失敗を恐れるあまり物事を決めない、先送りにする。本著にある通り

「失敗とは、うまくいっていない時点で、あきらめること」

しかし、決めて行動しなければ何も始まらないわけで、日常的に決めること、行動することに挑戦していかないと人生は拓かれないと思う。

自分としても一緒に働くインターン生に、「自分で決めて動く」ことを強いている。目に見えない責任を押し付けることなく、自然発生的に責任ある主体的な行動を促すには、己で決めることが一番有用だと思う。

【人間関係】の考え方

人生も仕事もいかに良い人間関係を構築するかにかかっている。人は縁によって生かされ、周りの大切な人に貢献することで、幸せを感じる生き物ではないか?

人間界系

『自分が存在したことで、この世界が少しよくなった』という実感が持てれば、自然とそれが幸せにつながっていく。『誰かの幸せ、豊かさに貢献できた』と感じられると、それだけで、深い充足感と幸せを得られる

お金がいくらあっても、周りに理解ある仲間や家族がいなければ単なる紙切れだろう。幸せの定義は人それぞれだが、一人で実現、体験することは少ないように思う。

文中に、日本語では『働く』という言葉に、『はた(まわりの人)を、らく(楽)にする』という意味がある、と書いてあった。確かに考えようによっては苦しくも見えるが、人に楽を提供することが仕事の人生の醍醐味と言えるかもしれない。

まとめ

  • 何も決断しない、行動しないことが、いちばんのリスクである
  • 失敗とは、うまくいっていない時点で、あきらめることであり挑戦は尊い
  • 相手への貢献が人それぞれの幸せへの近道