良著から見えてくる20代の若者に伝えたい仕事に効く100フレーズ

日々読破している様々な書籍の中からフレーズを拾い、ぜひ20代のニューリーダーに知って欲しい「仕事に役立つエッセンス」を紹介しています。仕事に悩む若き社会人の一助になればと願います。メッセージでのご相談大歓迎です!

vol.18「社長になる人に知っておいてほしいこと」から見える20代の若者に伝えたいフレーズ

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「別に社長になるつもりはない」なんて言っている時代ではない。帝国データバンクの統計によると、国内企業の3分の2にあたる66.1%が後継者不在の状況であり、いつ己が社長の座を任されてもおかしくないと言えるのではないか。

2016年 後継者問題に関する企業の実態調査 | 帝国データバンク[TDB]

 

よく自分が人に言うのは「経営者ではなくとも、経営者マインドは心がけで持てる」というもの。本当にこれからサバイバルするからには、上位思考を持たねば決して生き残れない。「自分が社長だったらどう判断するか?」という視点で仕事をする人間と「社長に怒られないようにするにはどうすべきか?」という上司の顔色を見ながら仕事をしている人間がいた場合、どちらに市場価値が持つかは明らかだ。

 

本著の主人公である松下幸之助は言わずと知れたBIGNAME。日本が世界に誇る経営者の一人だ。今の東芝、シャープの状況は彼にはどう見えているのかと聞きたくなる。

 

タイトルにある通り、経営者としてどういうマインドで仕事を考えるべきかという内容がQ&A形式で書かれている。

  1. 熱意
  2. 覚悟
  3. 信念
  4. 素直
  5. 信頼
  6. 飛躍

の合計6章の構成であり、この言葉を見るだけでも奥深さがうかがえる。

終始、本著で語られている経営者にとって必要な要素は「熱意」。能力、経験、スキルなど、仕事力を構成する要素はたくさんあるけど、確かに熱意で負けていたら代表の座にいる意味がないかもしれない。

自分に対しても、世の中に対しても、社員に対しても熱心に取り組む。周りから笑われてもいいから、信念を持って日々走り続ける。そんな経営者を志したい。

素直の章に書かれている内容を抜粋。

とらわれた心をもっていてはいかん。名誉にとらわれたり、世間の評判にとらわれたりしない。そういうものにとらわれないで、"笑わば笑え、自分は正しい道を行くんだ"という強さがなかったらいけませんな。雑音に心が乱れる、これがいかんですね

その他にも心打つエピソード、言葉が並ぶ。時代こそ違え、やはりユーザや企業に対する思い、考え方は大きく異ならないんだということがわかる。とりわけ、企業に対する考え方には同感する。抜粋。

企業に限らず、いっさいのものには寿命がある。今と同一の形態で永遠性を保つことはまずできない。そう考えておいたほうがいいのではないか

人間には寿命があるが、企業の寿命は経営者次第でいくらでも生き長らえる。そのために必要なことは時代に即したサービスに常に変化し、顧客の立場に立ち、苦しいまでに考え、仮説を立てて、実行する以外ないと思う。

失敗とはチャレンジしたものだけが得られる勲章だ。若ければ若いほどチャレンジしたことは肥やしとなり、血肉となり、それがひいては人生を彩る要素となるはずだ。ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!日々挑戦!

 

まとめ

  • 経営者ではなくとも、経営者マインドを持とう
  • 上に立ちたければ何より何事にも情熱を持つことが重要である
  • 「笑わば笑え、自分は正しい道を行くんだ」といった軸を持て
社長になる人に知っておいてほしいこと

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