良著から見えてくる20代の若者に伝えたい仕事に効く50フレーズ

日々読破している様々な書籍の中からフレーズを拾い、ぜひ20代のニューリーダーに知って欲しい「仕事に役立つエッセンス」を紹介しています。仕事に悩む若き社会人の一助になればと願います。メッセージでのご相談大歓迎です!

vol.8「稲盛和夫の経営問答 従業員をやる気にさせる7つのカギ」から見える20代の若者に伝えたいフレーズ

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生ける経営の神「稲盛和夫」氏の書籍をたぶん初めて読んだと思う。様々な論評や彼の言葉などには日頃から触れてきているが、なるほど、期待を裏切らない素晴らしい内容だった。

 

経営者としてどのような腹づもりで物事を考え、そして、従業員にどういう思いで接するのかといった考え方が述べられている。第1章では著者の経営に対する考え方が列挙されており、第2章からは稲盛氏へ様々な分野の経営者が疑問を投げかけて、それに稲盛氏が回答するQ&A形式がとられている。

経営者向けの書ではあるが、20代の若い方にも是非このような経営者マインドを培ってもらいたい。そのためにもせめて第1章だけでも読む価値は多分にあるだろう。

 

京セラの創業者である稲盛氏はその後、のちのKDDIとなる第二電電を設立。「アメーバ経営」という手法を用いて多くの企業を率いてる日本が誇る経営者だ。最近では凋落しかけた日本航空の会長に就任しわずか数年でV字回復を果たすという離れ業をやってのけている。

いかに内部の問題を明確にし、従業員をやる気にさせることが重要なのか。業界が異なるにもかかわらず、彼が日本航空でも早期に結果を出したということを知り、やはり仕事の本質は同じなんだと痛感させられる。

 

第1章で「パートナー」という表現が多く出てくるが、いみじくも自分も愛してやまない言葉である。稲盛氏は自分と一心同体となり仕事をともにする「パートナー」として従業員を受け入れるべきと書いてある。

外部に対しても同じだと思う。自分は決して他の会社の人と接する際も「業者」という言葉は使わないようにしている。理由は簡単で「業者」というスタンスで接していると「業者レベルの仕事」しかしなくなるからだ。ともに結果を出す仲間でなければ、一緒にやる意味がないし、そもそも仕事をやる上で、どちらが上だなんて発想自体、全く意味をなさず、誰でも尊重すべきだ。だから「バイト」「業者」「契約社員」みたいな、上下を表すような後ろ向きな表現は一切使わない方がいい。

 

意識が変わらない幹部をいかに教育するかというテーマに対しての論評が深い。

抜粋。

経営者と同じ意識、つまり、経営に対する責任感や危機感を同じレベルで持つ人を何人つくりあげるかが、経営の成否を分けます。

先日、以前世話になった知り合いとランチをしている時に、仕事のスタンスの話になったが、「それは経営者とそうじゃない人の違いだ」と言われて理解に苦しんだ。この考えは非常にリスキーで、環境の変化が激しい昨今、稲盛氏がいうように経営者と同じ、もしくは近い意識で働けないといけないと厳しい時代だと思う。

ではそれは経営する立場にならないとできないかというとそんなことはない。常に上司が言っていることを盲目的に実行するのではなく、今自分が突きつけられている課題、難題に対して、「上司」なら、または、「社長」ならどういう決断をするかという訓練をすることだ。これを続けることで、立場が変わった際、質の高い仕事ができるようになると断言できる。

 

新規事業に関する考え方も、いま自分が目指す方向があながち間違っていないと非常に参考になる。

抜粋。

企業を将来、発展させ、安定させていくには多角化が必要です。いまやっている事業の他にも、常に新しい事業を手がけなければなりません。本業が怪しくなってから手を打っていたのでは間に合いません。…新しい事業についていけないと言うのなら、辞めてもらうしかありません。誰ひとりついてこなくても、俺はやらなければならない。そのくらいの勇気と責任感が必要です。

 非常に難しいテーマだと思う。日比谷花壇がケーキを作り、楽天が電力を扱い、富士フィルムが化粧品を扱う時代である。強みを転換し、事業を多角化していくアイデアが何よりこれからの企業に求められると痛感する。

これは何も企業に限らず個人にも言えることだ。長らく携えてきた業界の経験に頼っていると「GAME CHANGE」が起きた時に全てを失いかねない。多くの情報・人的ネットワークから、時代の潮目を見極め、己のブランドが古びないメンテナンスが不可欠な時代になってきている。

そして何より他と比較した際、優位性を保つには「DO」することだ。評論家はいらない。なにより強固な根拠に基づき、だれよりも強い意志をもって物事をやり抜く力とその経験がだれにも負けない「商品」になると思う。

 

まとめ

  • 同僚、社員、外注先、全て自分に関わる人はパートナーと捉えよ
  • 日々の業務の中で一つ上の立場になりきり考えることが経営者マインドを磨く
  • 自己ブランドを磨くために何事もDOする(やりきる)意識と実行力を持て