良著から見えてくる20代の若者に伝えたい仕事に効く100フレーズ

日々読破している様々な書籍の中からフレーズを拾い、ぜひ20代のニューリーダーに知って欲しい「仕事に役立つエッセンス」を紹介しています。仕事に悩む若き社会人の一助になればと願います。メッセージでのご相談大歓迎です!

vol.31「人生を動かす仕事の楽しみ方」から見える20代の若者に伝えたいフレーズ

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清掃、掃除業界の天使と言って良い。新津春子氏はNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された事もある羽田空港ビル清掃員である。写真の笑顔が示すように、彼女はこの清掃という仕事を誇りに思い、楽しんでいる。どんな仕事でも笑顔になれるし、それはすべて個々人の心の持ちようによって好転することを彼女の書を通じて考えさせられる。抜粋。

かつての私のように、他人との間に壁をつくり、「言われたことをやっていれば誰にも文句は言われないでしょう」と自己完結している限り、仕事は楽しくならないでしょうし、楽しくなければ好きにだってなれないでしょう

日本は小学生時代から毎日掃除するのが当たり前として育つ。スキルはそれほど必要でなく、基本的に皆が嫌々ながらやるのが自然な風景だ。

でも、グローバル化の日本を支えつつあるのがこの清掃という精神に起因した「日本の綺麗さ・美しさで」あることを否定する人はいないだろう。

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先日、浜松町で出会ったヨルダン人は泉岳寺の駅でトイレの写真をSNSに投稿していた。友人が驚いたという。ゴミが落ちていれば拾う、公衆トイレは世界一きれい、トイレットペーパーも十分に補給され、今やウォッシュレットがあるのも珍しくない。

しかし、そんな高貴な行為である掃除ということを実施する清掃員となると、一気に職域が下がるというかイメージが悪いように業界人だから思う。どうすれば憧れの職業になるのか、そんなヒントをくれるのが新津春子さんである。

彼女の仕事に対するスタンスは他のどんな仕事と比べても遜色のないものだと思う。抜粋。

うまくいかなくても、自分の頭で考えて行動すれば、失敗もしながら、最後は自分自身の力でできるようになることでしょう

自分で考えるクセをつけておかないと、人から言われたことはできるけど、それ以上のことはできない人になってしまうからです

 

この前、セカンドオフィスで真新しい小型シュレッダーが止まっているのを見た。オフィスサイズに合わせたミニタイプなので格納する紙が少ない。だけど、誰かが押し込んでしまい、動かなくなった。そんなときに、彼女のこの言葉を思い出した。抜粋。

モノだって人と同じく、消耗してしまうものですから、定期的にメンテナンスをしたりきれいにしたりすると、もっと力を発揮してくれるものです。

なんか、観念的だけど、モノであふれる時代。こういったマインドは必要だと思う。素晴らしい考え方だ。

 

どんな著名な経営者もスポーツマンもこの考え方は間違いなく同じものである。抜粋。

私は「できない理由」よりも「どうすればできるようになるか」をいつも考えています

このスタンスがビジネスでも人生でも欠かせない要素だと思う。「これできるかな?」という聞き方ではダメだ。「これ、どうすればできると思う」と聞き、周りとコミュニケーションをとる癖をつける。どんなコミュニティーでも不変の考え方だと思う。

f:id:omarumania2010:20170815171813j:plain働く環境についても同様だ。「会社が●してくれない」とぼやく人がいるが、それなら自分で変えればいい。働く職場は働いている人が主体的に声を上げていかないと絶対に良くならない。どんな大企業も最初はちっぽけだったし、物事が未整備だったはずだ。その歴史歴史において、声を上げて行動してきた人がいるからその会社・コミュニティがある。一足飛びにはいかない。

是非とも、20代の次世代を担うリーダーには自分から動くということを勇気を持って取り組んでほしい。大丈夫、そんなことで会社は潰れないし、死に至ることなんてない。もし、周りで笑う同僚がいればほっておけばいい。比較論は成長を妨げる。自分がどうありたいか、自分のブランドは何か、自分の軸は何かを持つことが何より大切だ。

 

まとめ

  • 言われたことをやって満足しているだけでは仕事は楽しくならない
  • 自分で考えるクセをつけておかないと生き残れなくなる
  • 「できない理由」よりも「どうすればできるか」を常に考える癖をつけよ
人生を動かす仕事の楽しみ方~才能よりも大切な「気づく力」~

人生を動かす仕事の楽しみ方~才能よりも大切な「気づく力」~