2012年の書籍なので少し古いかなあと思いつつも、読み返してみた。企業倒産というと大企業には縁遠いフレーズだったら、倒産じゃないけどSHARPが買収されたりともはや安全な企業なんてないと若い人たちは思っていると思う。 以下にあるように、世界の企業の…
何かと話題になっていた「HARD THINGS」を読破した。翻訳本はやはり読みにくいというのが読み終えての感想だが、ただ、いかにして企業のTOPがTOPとして成り得るのか、非常に勉強になる書籍だ。 著者であるベン・ホロウィッツは、今こうやって我々がインター…
コンサルタントというと夏でもスーツを身にまとい、理路整然と物事を語り、専門的な用語を使いながら上目線で相手をたしなめる。そして最終的なアウトプットはハローページのように分厚い、実効性の低いレポート。というのは言い過ぎかもしれないけど、どち…
「別に社長になるつもりはない」なんて言っている時代ではない。帝国データバンクの統計によると、国内企業の3分の2にあたる66.1%が後継者不在の状況であり、いつ己が社長の座を任されてもおかしくないと言えるのではないか。 2016年 後継者問題に関する企…
IoT、インダストリー4.0、AIなど、様々な未来用語がはびこる昨今、若い20代の方こそ、未来の技術分野に興味を持たねばならないと痛感してほしい。劇的にビジネスシーンにおける変化のスピードは増してきており、10年どころ1年前まで常識だったことが、簡単に…
ウルグアイの元大統領であるホセ・ムヒカ氏の言葉を取り上げたわずか100ページの書籍だ。先日、日本にも来日したことで話題となり、関連書籍も数多く出ている。 「豊かさとは何か?」「人生とは何か?」といった永遠の人類にとってのテーマについて、消費社…
生き方とか人生とかそんなライフワークを題材に多数の書籍を世に送り出している本田健氏の作品を読んでみた。やらかな物腰・語り口で、深く人生観、死生観を考えさせられる作品だと思う。 この記事に辿り着いた20代の若い方は、仕事に少なからず悩みを持って…
プロフェッショナル仕事の流儀で「スーパー清掃員」として取り上げられた新津春子氏の書籍である。彼女がなぜここまで清掃に魂を入れ、なぜここまでメディアに取り上げられるのか、本著を読むと彼女の迫力と人柄を知ることができる。 自分も清掃の会社を経営…
人生は、単なる瞑想によって成し遂げられる成果よりも、行動によって成し遂げられる成果のほうが、より多い 冒頭から読み終えたらわかるが、いかにも著者らしいセンテンスが繰り出されている。どんな仕事でも、求められるのは評論家ではなく実行者である。 …
年間12兆円とも言える日本の通販を下支えしているのは、紛れもなくヤマト運輸をはじめとした配送会社の進化だと思う。アマゾンは昨年末からプライムナウというサービスをはじめ、注文から1時間以内で商品を届けているが、その信じれられない曲芸はヤマト運輸…
人気ブロガー「立花岳志」氏とトリンプ・ジャパンの社長を務めた「吉越浩一郎」氏の仕事に対するそれも「デッドライン」に関する書籍だ。 「No Second Life」というブログの著者として立花氏の名前を知ってた。日本でも有数のブロガーでイメージとしては何か…
ある意味、抽象的な概念である「ブランド」という言葉を「らしさ」と表現し、その大切さを訴えかけている名著だと思う。大手企業が持つ概念ではなく、中小企業こそ「ブランド」を磨き育てる必要があると、著者であるフリーセルの社長「木村裕紀」氏は語る。…
ユニクロの社長である柳井正氏が会社内で活用しているというノート。一子相伝の極秘内容を認めたという体で、少し前に発売された話題になった。余白が驚くほど広く、自分で必要に応じて書き込めというメッセージが込められている。 考え方、スタンスなど、好…
生ける経営の神「稲盛和夫」氏の書籍をたぶん初めて読んだと思う。様々な論評や彼の言葉などには日頃から触れてきているが、なるほど、期待を裏切らない素晴らしい内容だった。 経営者としてどのような腹づもりで物事を考え、そして、従業員にどういう思いで…
このCMは鮮明に覚えている。金持ちが乗る高級車というイメージが強いメルセデス・ベンツがマリオを使ったテレビコマーシャルを展開している。 著者である上野金太郎氏が仕掛けたCMだと本著を読んで知ったが、この「手の届かない高級車」というイメージを良い…
仕事をする上で、どういうマインド、スタンスを持つべきかといったことが、新人向けにまとめられている良著だと思う。 上司との接し方 わからない問題に遭遇した時の振る舞い方 約束を失念した時の説明の仕方 など、著者の体験談とあわせて語られている。 コ…
新幹線清掃をブランド化した鉄道マン「矢部輝夫」氏の2冊目の書籍である。 最近、仕事で大阪に行くことが増えた関係で新幹線に乗る機会が増えたが、いつも車内の清掃は行き届き、笑顔で振舞う彼女らのキビキビとした行動を見ていると、組織のあり方はリーダ…
無印良品をV字回復させた松井忠三氏の著書を初めて手に取った。力強い文体で迫力のあるメッセージが書き連ねられており、実体験に基づいた仕事に向き合うスタンスを見直すきっかけを与えてくれる名著だと思う。 表題にある「覚悟」という言葉。確かに古臭い…
老若男女を問わず、携帯によるコミュニケーションの常識を再定義したLINE。これほどまでに著者である森川氏がすごい人だとは読むまで知らなかった。そのくらい、彼の仕事に対する、顧客に対する考え方にはagreeだ。 あくまで彼が追求するのはユーザーが時代…
このロゴを知っている若者はどれだけいるだろうか? 世界で初めてカラーフィルムを世に生み出したアメリカの巨大企業「コダック」である。 その巨人も今は存在しない。本著ではそのコダックと富士フィルムの比較をはじめ、花王、アップルなどの経営手法を紹…
20代の新社会人が読むことはなさそうなタイトルではあるが、これからの時代、いつ独立してもよい、いつ会社が潰れてもよい、いわば、経営者・独立志向マインドを持っていないと決して太刀打ちできなくなるだろう。 それはなぜか?ビジネスのあり方自体がこの…